ローマン体③Centaur
皆さまこんにちは!テラスの田中です。
先回より始まったローマン体のご紹介ですが
本日もその中からひとつご紹介させて頂きます♩
Centaur

アメリカの有名なブックデザイナーが
かつてのローマン体(ニコラ・ジェンセン作)を元に
製作したのがこの書体です。
「Centaur(セントール)」とはケンタウロスの意味で
同名書籍の翻訳版が、このフォントを使用したことで
この名前がついたのだそう。
使用例


何のブランドかわからなかったのですが
やはり由来にちなんでロゴにはケンタウロスが。
宗教の布教のために使われていたフォントを脱し
活版印刷という商業的な中で育ったローマン体。
当時の衰勢によってフォントが変容してゆくのは
興味深いですね!
次回はさらに発展した「オールド・ローマン」から
Garamondのご紹介です!