フォントのはなし⑧明朝体

皆さまこんにちは!テラスの田中です。

和文書体のトップを飾るのは明朝体です。

歴史

名前から連想されるように、中国で生まれた書体で
明から清の時代ごろにできたということです。
日本には仏教伝来とともに、
それを伝える仏典の文字として流入されました。

版木を彫るために生まれたので
その後の活版印刷にも親和性が高く
現在まで使われ続けていると思うと
欧文書体に負けず劣らず悠久の歴史を感じます。

特徴

版木のためと説明しましたが、そのため
掘りやすい直線的なのが特徴です。
また、欧文書体ではローマン体でもご紹介した
セリフ(文字の端にあるクセのこと)と同じ三角形があります。
これは「うろこ」と呼ばれます。

明朝体はメジャーなジャンルなので
かなりの種類のフォントが生まれています。
特に有名で特徴的ないくつかを今後紹介していきますね♩