ローマン体①TRAJAN

皆さまこんにちは!テラスの田中です。

本日からローマン体のフォントを
またいくつかご紹介していくのですが
歴史の古いローマン体の中でも
まず先にご紹介したいのが今回のTRAJANです。

TRAJAN

なんといってもこのTRAJANは
前回紹介した、2世紀トラヤヌス帝の時代の
石碑にほられた文字を元に作られた書体なんです。
そう言われてみていると、なんとはなしに
太鼓の文明の香りがして、きませんか?笑

ヘビやツタンカーメンとぴったりかも。

使用例

伝統的かつ深い余韻を残す印象的な雰囲気。
タイタニックの壮大なストーリーに見合うと感じたのか
GODIVAのチョコがもつ深いコクと香りが伝わると踏んだのか
このフォントに決めた理由がどこかわかる気がしますね。



つい最近まで、活版印刷時代の華やかなヨーロッパに
心が飛んでいたのですが、一気に古代ローマ時代になってしまいました。
高校の専攻で日本史を選んだ時点で世界史の知識は止まっているのですが
テルマエ・ロマエの時代と言うと、なんとなくすごさが分かります。

2世紀というと、日本では弥生時代。
文字どころか会話ってあったのでしょうか。
日本の歴史は古いと思っていたのですが、こうしてみると
めちゃくちゃ出遅れてますね。笑

…またしても歴史の方に興味が流れていきそうになるので
日本の歴史は和文書体のご紹介の時に回します。

次回は現在のローマン体に進化してゆく最初のタイプ
「ヴェネチアン・ローマン」から、Adobe Jensonのご紹介です!