フォントのはなし④ローマン(セリフ)体
皆さまこんにちは!テラスの田中です。
前回までは、サンセリフの歴史を10個のフォントと共に
ご紹介してきましたが、本日からは新しいカテゴリに突入です!
ローマン(セリフ)体
以前、サンセリフ体をこのようにご紹介しました。
サンセリフ体とは、サン(〜がない)+セリフ、
つまり、セリフのない書体のことです。
※セリフ:文字の端にあるクセのこと
つまり、ローマン(セリフ)体とは、このクセのあるフォントたちのこと。
和文書体では、明朝体が同じような作りなのでしょうか。
(和文書体についてはこれから勉強します…!)
ローマン体のはじまり
調べはじめて、やっちまったなーと思ったのですが
時代的に、サンセリフ体よりはるか以前に
ローマン体は生まれていたようです。
紹介する順番がややこしくなりすみません。笑
はるか以前、なんと2世紀のトラヤヌス帝の時代!
石碑に刻まれていた文字から発展してきたのがローマン体なのです。
もはや、世界史うんぬんじゃなく、人類史まで
学ばないといけない世界になってきました…。
でも、考えてみれば納得ですよね。
コミュニケーションを覚え、言葉を覚え、文字が生まれる中で
はじめてフォントの歴史もスタートするんです。
深みにはまると、フォントに関係ない分野に
トピックスが流れていってしまいそうになるので
ここではこのくらいの浅い知識で失礼します。笑
次回から、いよいよローマン体のフォントたちを
ご紹介してまいります!